第1作、第2作で川上音二郎、3度目のダイジェスト版では音二郎と福澤桃介の二役を演じたバリトン歌手の岡部敬太郎さんのリサイタルが、YouTubeにあがっています。岡部さん各務原市の対岸、愛知県犬山市出身で、国立音楽大学卒業後、ニューヨークのジュリアード音楽院などで学び、amato operaでフィガロの結婚のフィガロ役など専属歌手を務めていたこともあります。この動画は、2019年に岐阜市でのリサイタルのときのもの。
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音二郎のアリア「俺は川上音二郎」は、桃介との別れに絶望する貞奴と出会い、励まし、そこから縁を結んでいくときの歌です。菰田尚子先生が岡部さんの声域にあわせて作曲し、10年間歌い続けてきました。創作オペラならではの醍醐味です。
桃介のアリアは「あの輝く瞳」は、貞奴との初恋を思い、貞奴とともに木曽川の水力開発事業に向かうときの歌です。桃介と貞奴の木曽川開発にフォーカスした、現在制作中の「ドラマチック木曽川―Opera貞奴―」では、岡部さんは桃介役になります。新曲も増え、どんな福澤桃介像を描き出してくれるでしょうか。とても楽しみです。
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